計装とは?

計装とは?

計装について

  1. 計装とは、人々のよりよい暮らしに欠かせないもの。

    「計装」という言葉に馴染みがない方も多いと思いますが、実は計装は私たちの生活に欠かせない身近なもの。もっともわかりやすいのが「エアコン」でしょう。エアコンは室内温度を計測し、予め設定された温度と異なれば、暖めたり冷やしたりして自動で室温を一定に保ちます。このエアコンの、「計測」と「自動制御」の2つの機能が合わさったものが「計装」なのです。計装の機能を大々的に活用して、産業プラントや工場では均一で良質な製品をつくりだし、オフィスビルなどでは快適空間をつくりだします。そこでは、圧力や温度、原材料の流量などのさまざまな値が計測され、それによって生産に必要な大型機械などを自動制御しています。計装はあらゆる産業分野において、低コストと、品質や安全性を確保するために不可欠なものなのです。 また、さまざまな数値を「見える化」することで生産の効率を図ったり、環境への配慮や省エネルギー化を推し進めるためにも必要なものです。計装があるからこそ、産業が滞りなく流れていくのです。

  2. 人が自分の体をコントロールするように、計装は施設や設備をコントロールする。

    計装を人間になぞらえてみると、わかりやすいかもしれません。たとえば、人間の目や耳にあたるのがセンサーなどの計測器、脳にあたるのが制御装置、手足に当たるのが操作機です。目や耳からの情報は神経を通り脳に送られ、脳からの指令は神経を通り手足に送られますが、この神経に当たるのが信号の配線などです。人間は五感で周囲の状況を感じ取り、脳で考えて手足で何かを動かします。それと同じように、センサーが感知し、制御装置が指令を出して機器を動かす。これが計装の働きなのです。

  3. 産業のハイテク化を推し進めるキーポイントとなる。

    近年、著しく進む産業のハイテク化。これには自動制御装置が重要なポイントとなっています。
    今後、ハイテク化はますます加速していくため、計装の重要性は更に高まります。

計装の種類

計装はおもに下記の2つに分類されます。

  • プラント計装

    さまざまなプラントや工場において、生産工程の温度や圧力、流量などを測定し、電気やデジタル信号に変換して遠隔地で値を表示させたり、制御装置に送信して生産設備の制御を行って、均一で良質な生産物を生み出します。

  • ビル計装

    病院やホテル、商業ビルなどの大型施設において、空調や給排水設備を自動で制御し、快適な室内空間を保ちます。また、それにより省エネにも貢献しています。

親和計装は、火力発電所や自動車関連工場をはじめとするあらゆるプラントの計装を担っています。